ゆめのあいだになる


 

君が夢見る時間の隙間に
雪を積もらせ
眠りにつかせている

冬の間に積もらせた夢の形
枝分かれして

雪解けの時に顔を出す
夢の樹は
いくつの実を着けているのだろうか

 

 

なんてね
誰かの夢を叶えてあげる
そんなエゴが

無邪気に眠る君の顔に
少しばかりの欲張りが顔を出し
気づかれないよう

頭を撫でている

言葉の嘘はこりごりだよね
早く雪解け来ると良いのに

そう思い…

 

 

君が夢見る時間の隙間に
雪を積もらせ
眠りにつかせている

 

 

 

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