ha na mi 『世の中にたえて桜のなかりせば 春の心はのどけからまし』在原業平 いわゆる花見は好きではない。 酒盛り付きでなくてはならない輩のおバカ振りには毎年飽き飽きする。 でも、そのおバカ達を見て桜の素晴らしさを美しく表現したこの和歌には なんとも切なく心がざわざわさせられる。 今夜は風がひどく強い。 老樹のこの子達に会えるのは、もう来年かもしれない。