ムネモシュネの舞

「ムネモシュネの舞」  2020

 

 

 

 

夜の淵 ────────

ポラリスの冷たいひかりの周囲を

ひっそりと回転するあの星々のように

クローゼットの 奥の

忘れられた錆色の箱の底で

埃まみれの盤は回りはじめます

きゅるきゅると

きゅるきゅると その上で

ねじまきが壊れたわたしは

自由に 優雅に 舞うけれど

声は歪んで  唄は変拍子を刻みます

とおく  とおく  たまのくら

浅い眠りのあなたの 悪い夢に囁けば

思い出してはくれぬでしょうか

銀河の悪戯  波紋の御遊戯

螺旋の鍵盤が伝えば

めぐる めぐる アン、ドゥ、トロワ

もう一度  もう二度と

見つけて 触れて 抱きしめて

絡めて 千切れて 繋がって

「でも、それって反対回り」

神様が笑った

糸の雨 ────────

 

 

 

 

 

「ムネモシュネの舞」への2件のフィードバック

  1. 好きすぎる世界観です☆
    シュールなのに可愛い(^^)
    詩も素敵ですね‼︎
    絵本になりそう😊

    1. マイさん。
      こっそり覗いてくださり、
      この上ないお言葉有難いです💐
      描いているあいだだけは時間を失います。
      マイさんの記憶の物語に音楽を添えられますように。🎼🦉

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

CAPTCHA