人との繋がり

artistの師匠みたいな方に
表現とは感情と意識
超越したところに意識があって
意識とは死んだ後ものこるもので..
なんたらかんたら…….
なんて話で盛り上がり、ああ、自分は
感情さ!など思ったりして
今の箱でちまちま、感情を表現してやる!
なんて思ったりした。
まあ商業的な作品は、
もちろん度外視しての話なのだけれども
とはいえよくよく考えて見ると絵描くときには
その感情というものは
少し隅に置いてるのだけどもね。

余談になっちゃいました

nezumiさんの作品
写真にしても言葉にしても
そんな感情というものの先
精神に近いものを感じていて
言葉一つにしても、写真にしても
誰かに訴えかけたり、こびたりしたりしていないもの
自分的にはこうあれるようになりたいな、
なんて思ったりしているのです。

人との繋がり を呼んで

2000年初頭に上映された2本の映画を思い出した。
一つは「17歳のカルテ」

 

ある日突然、薬物大量服用による自殺未遂を起こして
精神科病院に収容されたスザンナ(ウィノナ・ライダー)。パーソナリティ障害という自覚が無く、その環境に馴染めなかったスザンナだが、病棟のボス的存在であるリサ(アンジェリーナ・ジョリー)の、精神疾患である事を誇るかのような態度に魅かれていく内に、精神科病院が自分の居場所と感じるようになっていく。

*Wikipediaより

 

そして、クワイエットルームにようこそ

28歳のフリーライター・佐倉明日香は、ある朝目覚めると見知らぬ白い部屋にいた。そこは「クワイエットルーム」と呼ばれる、女子専用の精神病院の閉鎖病棟。ストレスの捌け口として大量摂取した睡眠薬が原因で意識を失い、オーバードースを患った自殺志願者とされてしまったのだ。突如として放り込まれた異質な環境に戸惑う明日香であったが、尊大な看護師・江口や入院初日に出会った少女・ミキ、元AV女優の西野ら個性的な患者達と接し、次第に閉鎖病棟に馴染んでいく。同時に日常から離れた明日香は、自身とその人生を見つめ直し始める。退院に向けて、奇妙な仲間たちと過ごす14日間が始まった。

Wikipediaより

どちらも精神病棟での話なのですが
不思議なのは、入院している患者さんよりも
看護師さん、先生の方が奇妙に思えたこと。
これは映画の中での感想なのだが
そこに出てくる人たちがもう魅力的であるという事。
感受性豊かで、自分らしく表現されているという事。
むかし、重度の病棟に入院されてる方と
音楽のコラボイベントをやった方がいらっしゃって
ライブの終盤、ここは自由に!って叫んだ途端
入院されてる方たちは自由に演奏し
見てる側も自由に歌って踊って
それに比べ健常者といわれる方たちは
その瞬間何をしていいのかわからなくなり
あたりが静かになった。
その時に主宰されてた病院側の方が
「ねっ、どちらが健常者なんですかね」なんて
ぼそっと言われていたと聞いた話を今でも覚えている。

とにかくnezumiさんのお話は物語ではなく
リアルである
写真も、言葉も
だから、自分はいつもドキッとし
彼女のブログに良い意味で胸をえぐられている。

人との繋がり
すべてがリアルである。

2020/02/16