un_grn【アングラ】ができるまで

ある日hagu_umitsukiさんからメッセージをいただいた。かなり熱いやつだ。

その中身はこんな感じ。

SNSの代わりになるアーティストの発表の場を作りたい。規制のない自由な発表の場を、既存のSNSに辟易してきたアーティストのみなさんに提供したいと。

かなり熱い。

そんな彼の熱量と想いがつまったサイト、un_grn【アングラ】がようやく日の目を見ることになる。

hagu_umitsukiさんとの接点

普段はアートとはあまり関係ないデザインとかプログラミングを僕は生業としている。なのにどう見てもコテコテのアーティスト基質の彼と接点があるのかといえば、単に僕が彼の美容室、P’sの客だからだ。

彼に出会ったのは1997年の後半。お互いすごく若かったけど、彼との付き合いが続いてきたのは、僕が美容室の客でありデザイナーやプログラマーである前に、アーティスト的な創作活動(イラスト・デッサン・アクリル・油絵・写真・インスタレーション・パフォーマンス・シルクスクリーン・版画・陶芸・モーショングラフィック・動画等)を行ってきていた部分を、そしてそういったことを好きでやってきたメンタリティーを認めてくれたからだと思ってる。さらには長い期間、異国の地で過ごした僕の生活を伝えるたびに、彼にはそれがおもしろおかしく映ったのかもしれない。

そんなこともあり、長期にわたる友人である彼がun_grn【アングラ】を作り上げるに当たり僕に連絡をくれたのは、そういったアーティストのことを多少なりとも理解しているデザイナー/プログラマーだからなんだろうな、と勝手に理解している。

un_grn【アングラ】を作る

彼の熱い想いを具現化すべく多義重なる長い打ち合わせを行い、un_grn【アングラ】を作るにあたりまず行なった作業は、ロゴを作ることだった。彼の中にあるこれからのun_grn【アングラ】の展開には、ビジュアルを固定化できるロゴが必要だと思ったからだ。

自分の中で、このロゴデザインが難航したら、僕では役不足なのかもと覚悟を決めて挑んだ。そして出来上がったロゴを見てもらうと、最初に見せたものをいたく気に入ってもらうことができた。僕がそのロゴに込めた様々な想いに彼が共感してくれ、綺麗にすくい取ってくれたからだろう。

正直ホッとした。

期待して声をかけてもらって、変なものしか提供できなかったら、それこそ今後の友達付き合いにも支障がでる(笑

そのロゴはun_grn【アングラ】のサイトやインスタ、ツイッター等で使われているのだが、次はそのロゴを使って彼の理想とするサイトを作り上げることだ。

un_grn【アングラ】のウェブサイト

何が大変だったかというと、複数人のブログライター(アーティスト)がいて、その投稿がまとめて同じページで見れるというSNSっぽいブログサイトの構造を作り出すことだった。これをサイト上でうまく見せて、なおかつライターそれぞれが安心してブログを書ける環境を持つ構造に至るのは、至難の技だったなぁ〜。フロントエンドもバックエンドも結構苦労したし、かなりの労力と時間を費やした。

さて、このサイトで特徴的なものといえば、アクセスしたときに画面全体で再生される動画だ。

サイトの性格上、いきなりインパクトのあるビジュアルが必要だろうと考えた。しかも明確に何かを示唆するようなはっきりとした内容は必要なく、一瞬なんだこれ?って思わえるようなもの。それだけで十分。

正直サイトの最初のビジュアルは、この方法以外考えなかった。僕的にはもし彼がこのアイデアが嫌だったら、もうどうでもいいや、好きにしてくれと言わんばかりに作り上げた記憶がある。

なぜならロゴのデザインを終えた頃には、僕にとってもこのun_grn【アングラ】というものがとても大きなものに育ってきていて、思い入れも強くなってきた。彼と会って話し合いをするたびに、会話は大きく膨らみ、やりたいことが湯水のように湧き上がってくる。だから自分的にはun_grn【アングラ】のサイトはこれしかないって、半ば無理やりhagu_umitsukiさんにサイトのデザインや機能を納得してもらった部分も多々あるはずだ(苦笑

とはいえ、un_grn【アングラ】のサイトを作り上げるに当たり、かなりの量のコミュニケーションを彼と取ることが必要だった。昼夜問わずLINEで言葉を交わしては、お互いがお互いの事を理解できず激論を交わすこともしばしば。もちろん大人なので、静かにだけど(苦笑

ただ結果的にそこまで深く話し込み、細部に渡るまで様々なことを共有できたからこそ、un_grn【アングラ】のサイトは現在の形に至ることができたと思っている。僕も彼もun_grn【アングラ】への想いが強い分、理想もこだわりも多い。そういった事柄を具現化するためには、やはり深く理解する必要があるし、彼のあらゆる意見を聞いた上で取り入れ、削除し、また昇華させてやることが何よりも重要だと思う。

そしてそんな強い想いがぶつかりあったからこそ、構想からわずか一ヶ月半ほどの短期間で完成した。共に必死になり、最高のものを作り上げるために最善を尽くした結果の一つの形がこのun_grn【アングラ】のウェブサイト。

ブログを書いていただくアーティストのみなさま、そしてそのブログを楽しんでいただくユーザーのみなさまにも楽しんでいただける場所になれれば、これほどうれしいことはない。

un_grn【アングラ】の刊行物

サイトの作成と同時にun_grn【アングラ】で刊行していくための本のプロトタイプ作りも行なった。そう、un_grn【アングラ】は単なるブログサービスだけではなく、本の作成サービスも行います。

その一つとしてun_grn【アングラ】で毎月これは!と思うブログ記事をいくつか選び、それらをまとめ、さらに独自コンテンツ等を加えて、毎月書籍化していきます。ようは月刊un_grn【アングラ】を作るってとこですね。

さらにアーティストのみなさんは自らの作品をまとめて写真集にしたい、なんてことを考えられていることも多いはず。なのでそういったアーティストの作品集の制作も合わせて行っていきます。アーティストのみなさん、ぜひご利用くださいね。

さて、最近ではウェブやスマホ系のデザインをやることが多い僕にとっては、うれしいグラフィックデザイン。僕のデザインのルーツでもあるからな、グラフィックデザインは。

これまで使ったこともないシステムを使って本のレイアウトを作っていく工程に最初は戸惑いもしたが、hagu_umitsukiさんも僕もお互いに仕事の流れがつかむことができ、最終的にはかなりスムーズに印刷に回すことができたのはよかった。しかもデザインも徐々によりよいものができている感触があるので、これもまた楽しみ。

ノート(メモ帳)的のものだって作れます

普段の仕事の成果物が常にモニターの中にしかないのに比べ、本として手にとって重みを感じながらページをめくって中を見ることができるってのは、やはり最高であると再認識。

un_grn【アングラ】のこれから

これまで行ってきたサイトの制作と書籍のデザイン。これらは間違いなくun_grn【アングラ】の屋台骨になるものだが、アーティストのみなさんやブログの閲覧者のみなさんにもっともっと楽しんでもらえるように、新しいことを考えています。

僕ら中の人たちが楽しめて、そしてun_grn【アングラ】がアーティストのみなさんにとって最高の表現の場になり、そのブログの閲覧者のみなさんもいいなぁ〜と思ってもらえることこそがun_grn【アングラ】の目的なので、これからも切磋琢磨していかねばと改めて思う次第です。

そのためにも、まずは一人でも多くのアーティストさんに表現の場として認めてもらえるように頑張らないといけませんね。

アーティストの秘密結社、un_grn【アングラ】。
そしてその首謀者、hagu_umitsukiさん。

ありがとうございます!

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