孤独に生きること

“孤独に生きる”

それが2020年からの私のテーマ。

とことん自分と向き合う。

写真を撮っても意識は自己と他者の間をぐるぐる巡るだけで、絵を描いてもすぐに繊細さを失って自分を見失ってしまう。

心が動いてくれないと身体は動いてはくれない。

自分の中の鼓動と衝動。

自分の無力さに泣いてしまっても、助けられるのは自分ひとりだけだ。

強くなりたいわけではない、弱さも認めて曝け出せる純粋な美しさを持ち続けていたい。

例えば、鏡を見たとしてそこには人間の姿をした物体が写っているだけで、自分で自分の姿を完全に認識することはできない。やがて自分が人間の形をしているのが不思議に思えてくる。

他人には興味がない。その一言で、冷たい人間だと思われても仕方がない。だけど、他人を他人ではなく己の内側と外側のギリギリのところに受け入れられる程の余裕を持ちたい。それで傷付いたとしても、他人を傷付けないで傷付けられる側の優しさで在りたい。

自分と向き合っていないと他人とは向き合えるはずはないから。

自分を知らない人に、自分がどんな人間であるのか、挨拶なんかは不要とさえ感じる。

会話をする手段として必ず言葉を使わなければいけないとも思わない。

ちゃんと他人と話せる自分になるためだけに孤独に生きていきたい。

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