夜の電車に乗る時、わたしはまるで宇宙船に乗っているようだと感じる。
人によく似た形をした宇宙人が、携帯電話で明日終わったら駆けつけますと喋ってた。
本当はみんながちゃんと人間で、自分の方が宇宙人か、透明人間なのかも。
地球でつくられた光は眩しい。
眩しくて目がくらんでしまうものを人間はよく考えるものだ。
人は暗いところではよく見えなくなるから。
見えないものを無理にでも見ようとするのは不思議。
たとえ、暗い場所でも目は次第に慣れていくようにできてる。
真っ暗な部屋で、暗闇の中からでしか見えないもの見てる。