人によって”考えた事を文字にする方法”というのは違うと思う。
すらすらと頭の中の言葉がかける人、頭の中には浮かんでいるものの言葉にできない人、小出しにする人、一旦全てを紙にかく人。
私の場合は、自分の思考と向き合うだけの時間、というものが必要になってくる。ふと思いついたときにかくということが、如何せん出来ない性分なのである。私はこの作業のことを”思考の排出作業”と呼んでいる。
用意するものは1人で考え事をできる空間。珈琲。そしてスマホかノートと筆記具、気分によって変えている。少し前まではお気に入りの万年筆でかくことが至高だったが、最近はもっぱらスマホだ。
日々受ける感情、考え、移り変わり、出てくる限り、時間の許す限りかき出す。心が疲れている時は、駄目だ。上澄みだけ汲み取り、あとは目を瞑る。その上澄みをあとで見返してまた排出する。
私にとってかき出すというのは、”掻き出す”ということにも存分に当てはまっているのかもしれない。