同じようで、歪に並ぶ日々は

わたしの後ろ側にあって

同じようにある振りの日々は

私の目の前にいつもある

 

私が見ている景色は

どんな一瞬も

無くなる筈と指を滑らす未来と

              合間

手放したくないと願う愛しさの

 

瞬きすらしたくない

瞬きの分だけ切りとって

レンズ越しから見る君、なんて

本当のことが見えていないかも

そんな思考も全て理解してでも

いつかは、私と一緒に無くなる

私の後ろ側へそっと並べていく

 

一つだけの想いと

溢れてなくなりそうな

数多の願いと、悔恨と、

全て深い傷にして

歪にしていくんだよ。

 

同じ振りで私だけを置いていく

ずっと見えていた安寧と憂惧

いつか無くなるいつもの日々を

知っているから私の物にして

 

残される破片の中散りばめ

無くしはしない

 

私も、いつかの君も。

 

2020/10/14

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