天使からの手紙

「皆さんご機嫌よう。
天使です。

さて、今日は少しだけ
私のお話をしようと思います。

皆さん天使と聞いて
どんなイメージがありますか?

私が訪れると
人々は大変に喜びます。
それはそうでしょう。
訪れたところへ、安らぎや幸運のチャンスを運ぶのが私の役目ですから。
それはそれは、大変に歓迎されます。

ですが、天使とは本来
そのような特性と仕事の持ち主、
只々、それだけなのです。
貴方にも、役割があるように。
天使という仕事がある。
そうことかと。
神と同等に捉えてはなりません。

 
この場を借りて更にお話しますと
天使は
ひとつの場所にとどまってはいけない。
1人の人間にとどまってはいけない。
誰の敵でもないが
実のところ誰の味方でもない。
ということです。

がっかりする人も、いるでしょうか?

つまりは
万能な加護のようなものとは、
実のところ少し違うのですよ。

天使を捕まえ閉じ込めて
幸運のチャンスを、全て己のものにしようとする者もいるかもしれません。
ですがそれには、相当な覚悟がいることでしょう。
なぜなら、動けぬ天使は、
意識的または無意識的に、あらゆる違ったものを運ぶからです。

役目を果たせぬ天使は
貴方が想像する以上に、その姿を変えるでしょう。

恐れることはありませんよ。
貴方が貴方らしく生きていれば
当たり前のように、よきタイミングに、
然るべき天使に、必ず出会い
そうやって、物事は巡っていく、
ただそれだけなのですから。

何も特別なことではない、自然なことです。

私のように言葉を話す天使もいれば
そうでない天使もいます。

実のところ、天使は貴方の周りに、山ほどいるのですよ。

ですが、正体を見抜くことができたとしても、
それはほんの少しの間のことでしょう。

次から次へとカタチを変え
あちらこちらへ移動しますから。

ですから
時に、貴方が誰かの天使である、ということも

綺麗事でも、馬鹿げたことでもなく
じゅうにぶんに考えられること、なのですよ。

ご静聴、ありがとうございました。

いつかまたどこかで。」

天使より

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