Dissonance

 


理解など求めていないと
これまで見てきた世界が
誰が見た世界とも違うから
大丈夫よ
なんて言葉に
私の知る大丈夫はないんだよ

 

 

見えているものも
聴こえてくる声も
これまでのわたしが敏感にしたから
同じ場所にいる誰かでないと
ただの不協和音

 

 

 

 

通じ合えているものが
積み重ね文字の羅列に
存在していないことを
ワタシらは知っているから
現実を遮断して
まるでテレパシーのように
張り巡らせたアンテナでキャッチしている

 

 

 


もしも君と出会えるのなら
私は醜く異臭を放ち
心の奥のなんだかを
カモフラージュして
君のことを見つけるんだよ
逢えることを信じてね

 

 

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