After the rain

 

雨音色の後に見える世界

 

続いてる雨音に
ベランダ側の窓を3センチほど開けて
雨を眺めている

ずっと降り続いている雨に
曇の隙間に太陽の光を探して

もうひと月ほど
「この雨はいつまで続くの?」
なんてよぎる気持ちは
すぐに雨音にかき消されて

「今はわたしの時なのに」
そう思ってみても
これだけ雨が続いていると
隣の声がだだ洩れで
考えてみるとそうだね
みんなが雨宿り

テレビからのノイズは
「この雨はいつかやむから一緒に頑張りましょう」
だって

正直
耐えてるつもりはない

どちらかというと
私の世界観
私の居場所

みんなが私の場所にいる

私だけの価値観が
みんなの価値観に押しつぶされていく

そんな風な
今の日常

誰かの声はいらない
私は打ち付けるこの雨の音だけでいいの
そう思いながら

でもね
気づいたことがある

雨雲の中に差し込む光を探していること

そう

世界は
私は
二つのことで生きてきていたこと

私のために生きているだけでなく
誰かのためにも生きていたこと

私の世界が変わる

うん
この雨が上がったら
私は

そう思いながら
私は
終わるはずの雨を楽しんでいる。

この雨が終われば海に訪れよう

 

 

 

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