見る夢は変わらず
色濃くも
鮮やかでもなく
いつまでも無邪気でいて
そして
笑いかけていて
どうあるべきか
そんなことは望まないから
あの時のまま自由でいて
「眠る前に必ずね」
僕の書き留める日記は
誰かのために綴るもの
「いつかを夢見て」
そう、これは
君との自叙伝
「恥ずかしくとも夜に書くべきだよ」
「目覚めたすぐの夢の続きをね」
「誰かと過ごすのなら夜がいい」
そう、いつもより扉を開いているから
「誰かと迎えるなら朝がいい」
そう、共に分かち合えるから
叶えないで良い夢を
叶えていて私の夢を
「恥ずかしくとも夜に書き」
そして
「目覚めたすぐの夢の続き」
もう大分
僕は現実の中で夢を見ている