ハルセト 01


opening後
音声からフェードイン
o;oo~3;oo  
…居酒屋

 

 

-ハルセト01 「#瀬人」-

 

kou 「それにしても久しぶりだよな全員がそろうのって,
っていっても瀬人だけだけどな来てなかったの」

Tsuyoshi 「お前さぁ、別に構わないけどさたまには連絡入れろよな」
「周りにどんだけ心配かけてると思ってんだよ」

Maru 「瀬人は元気にしてたの?」
「でもやっぱりみんな揃うのが楽しいよね」

「あっ、すいませーん。ビールおかわり~。」

瀬人 「ここ一年くらい仕事忙しくて連絡どころじゃなかったし。」
「大体お前らみたいにお気楽に生きてるわけじゃないんだよこっちは。」

Tsuyoshi 「ふざけんなよ!お前のせいでこっちはどれだけ迷惑かかってるとお持ってんだよ。」
「お前さ、俺らのファンのとこにも商品無理やり押し付けてるだろうが」
「その都度、Kouが一人一人頭下げて話つけてくれてんだよ」

Kou 「まあまあ、その話はいいじゃん。せっかく瀬人も何年振りかに会いに来てくれたんだからさ」
「でも、ほんと懐かしいよな、この席でこのメンバーでまた酒飲むのって」

Maru 「でもさ、あの頃は毎日楽しかったよね。
こんなふうに四人で集まって曲作ったりさ夢の話したりさ」
「Tsuyoshiなんかあの頃働いてた学生のバイトの子にお熱でさ
ライブあるたんびに渡せないチケット握りしめて声かけようとして」

Kou 「ストーカーばりにひかれてたよな」
Maru 「そのせいであの子お店辞めちゃったもんね」
Tsuyoshi 「いやいや、俺のせいじゃないし」

「ぶるっ ぶるっ」

Kou 「瀬人、なんかさっきからお前のスマホずっとなってない?」
「取んなくていいの?なんか急用なんじゃない?」

瀬人  「ぁぁ、別にほっといていいんだよ。大した用事じゃないし」

Kou 「お前、うわさで聞いたけど会社結構大変なんじゃない?」

瀬人 「はあ?いや全然大丈夫だし、Kou お前相変わらず余計なお世話すぎるぞ
マジうっとうしい」

Tsuyoshi  「てめえ!!」

Maru   「もう、みんな喧嘩やめようよ せっかくみんな揃ったのに」
「ねえ、瀬人さ、よかったらみんなでバンドやんない?」
「話してたんだよね、また四人でやれたら絶対楽しくなるって」

瀬人 「冗談じゃないよ、あんなお遊戯みたいなこと

Tsuyoshi 「瀬人!てめぇ!!今なんて言った!!」

瀬人 「だってそうだろうがよ!」
「社会人になって働き出して、あの頃みたいに練習する暇もなく、技術の向上なんてみじんもないのに、下手したらあの頃よりも下手なくせに、情熱もなく、ただ日頃のストレスの発散でステージ立って、あの頃のファンを歌じゃなく偽善で繋ぎとめて,対バンって言ったらそんな奴の集まりで,ただ過去の栄光とも言えない虚栄心を満たすためだけに俺たちすごいだろ!って中身のないものに満足して、、
おまえらさ!それが音楽なのかよ!それがあの頃目指してたものなのかよ!」

「下んねえんだよ!!」

 

 

Kou 「瀬人..お前、もう帰れ!」
「お前、ここに来る前からだいぶ飲んでんだろう?
それに洋服も変えてないみたいだし家にも帰ってないだろう?」
「身の回りのいろんなことまずは整理しろよ。」

瀬人 「いわれなくても帰るよ

 

Kou 「お金はいいよ、こっちで出しとくから」

瀬人  「ああ、悪い、甘えさせてもらう

Maru,ごめん。言い過ぎた。

 

 

 

 

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