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まだ慣れなず朝の光
昨日の月、
今日の空に漂う

現世に浮遊する
過去の私たち

カーテン越しに
朝の目覚めが
否応なしに
時を進め

永遠に私を置きざりにして

 

だいぶんかぶりに
朝からシャワーを浴び
身を清めた

変わらない朝の目覚めが
なんとなくの小鳥たちのさえずりに
少しばかりの力が

物語はすすむ
これが序章ならば
なにかが始まる前

主人公にはちょうど良い

社会に見捨てられた
ある男の子
あるいは女の子の

ドキュメントに似た
物語の始まりである。

 

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