photo/nezumi
目的なんてない
誰のためではなく私のため
そう思わせる勇気をくれたもの
醜さも痛みのすべて受け入れ
生きている器の
その色は蒼々滾る命の火
私はこうありたいと思いました
君のようにあれなくとも
君のように自分を見つめようと
嘘つきな私は嘘を憎んでいます
それなのにこんな嘘のような言葉を
つらつらと並べている私はまるでペテン師
おとぎ話ならばキツネや何かが化けたもの
ねえ
どうしたら君のようにあれますか?
どうしたら嘘つきでなくなりますか?
きっかけはSNSでありました
あなたが風邪をひいていた時
「お大事に」って
それはSNSでの初めてのコメントでありました
その場所には嘘のコメントがひしめいています
だからそんな私のホントを混ぜるには容易なことで
人は現実に風邪をひいてる見知らぬ人に
声をかけたりはしません
けどその場所はそれがたやすく
そして嘘を多く含んでいます
だから私は見事にホントを
紛れ込ませることができました
現実での私は嘘を含みながら生きています
けれども私は
この世界だけでも
ほんとで生きていきたいと思っているのです
君のように