#58 鎮痛薬。

あぁ、また4時過ぎか。
秋冬は頭痛と共に目覚めて、CMCP(詳しくは知らないながら、頭痛で脳神経外科に行った際に緊張型頭痛と診断され処方された混合薬。福岡県では良く使われるが、他県では知らない人の方が多いらしい)を飲み込んで二度寝。(近頃は念のため葛根湯も飲み込む。)

朝5時半。

まだ重たい頭と共に布団から這い出て仕事に向かう。

これがここんとこの私の朝。

あぁ、今回の頭痛は長引くな。
約1時間前に飲んだ鎮痛剤の効き具合を確認しながら考える。

41歳を過ぎてからというもの、持病と化していた頭痛に加えて、ホルモンバランスの乱れから来る酷い頭痛が月に一度3日程続く様になってしまって、私の場合この時ばかりは鎮痛剤がまるで効かないのでただただ痛みか過ぎるのを堪えるだけなのだ。

年齢よりは若く見られる方だけれど、その辺は年齢相応、若しくは少し早いくらいなのかもしれない。

早起き。
私がこの世で嫌いな物事の中でかなり上位を占めている。

何が楽しくてこんなに暗いうちから家を出ねばならんのだろうか?

等と自身に悪態をつきながらも、何となく「信用」は大事な気がして、辞めたら二度と顔を合わせる事も無い筈の人たちの居る職場へ向かう。片道最低でも1時間は掛かる道のり。
時には「信用」をお金で買うべく高速を使ってでも遅刻はしない。

そうして何とか無事に出社して、普段大して気にもとめていない癖に
「今朝のワールドカップ見た!?」
等という話で盛り上がるのだ。

矛盾。

そう、私は一方で「どこにでも居る普通過ぎる女」なのだ。

撮影 またじさん

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