誰かにかけている言葉が
真実味を帯びてないときの
他人事のような無責任さ
わたしがそう気づいた時に
繋がっていると信じていた
わたしの糸は
ぷつりと切れていて
わたしはきみでないことの
そう
君の苦しみがほんとの意味で
理解などできないことの
当たり前の真実に
たぶん気づいていないふりをし
曖昧な距離の中に身を置いて
都合の良いやさしさを振りまきながら
あたかも君の救世主を演じていたんだ
君のために死ねたらよいのに
けれども
そのような状況下に置かれないなら
その言葉はとても残酷で
君がほんとに苦しんでいるときに
そばにいないことには
それは全部嘘でしかないんだよね
喜びを共に分かち合えず
哀しみの時にとなりにいない
わたしみたいな人間が君を…
そんなずるさが
自分を守り
君を傷つけている
私が苦しい時に
何も見れず
君を知ろうともせず
また穴に潜り
全てから逃げているような
たぶん
わたし…僕は
たぶんこの世で一番の
最悪な偽善者なんだ
だからさ
ほんとの強さ
優しさ
私が苦しい時にでも
君を守れるほどの
勇気を
手に入れられるよう
いつもより長く
今、息を止め苦しみべきなんだよ
それは
曖昧な私が
君に繋がる唯一の手段なのだから